職場での人間関係で悩んでいる人は多いはずです。
その中でも、ハラスメントに関する悩みは近年増えています。
そしてハラスメントの種類も多様化しているんです。
知らず知らずのうちに、ハラスメントの被害を受けている、なんてこともあり得ます。
ということで、今回は職場でよくあるハラスメントの種類を5つ紹介していきます。
ハラスメントは許せないよね。
大人でも子供でも、弱い者いじめってあるんだよね。
ハラスメントは、まさに大人のいじめだと思うよ。
そのいじめにも種類が色々あるんだ。
もしこんな会社にいたら、気を付けないとダメだよ!
(僕も気を付けないと・・・)
パワーハラスメント(パワハラ)
パワーハラスメント(パワハラ)は、暴力や立場的な権力を利用して、身体的もしくは精神的な嫌がらせをする行為です。
●殴る、蹴る、などの暴力
●暴言、罵声、などを浴びせる
●過小な要求、過大な要求 など
このように、パワハラには身体的攻撃、精神的攻撃が含まれます。
また、仕事上の立場(上下関係)を利用して、相手が逆らうことができない状況を作っていることも特徴です。
パワハラについてはこちらの詳しく記事にまとめていますので、参考にしてみて下さい。
いるいる、こういう上司。
モラルハラスメント(モラハラ)
モラルハラスメント(モラハラ)は、パワハラとよく混同されがちです。
モラハラとパワハラの違いは、
・身体的な攻撃ではないこと
・立場などが関係していないこと
が挙げられます。
例えば、同僚同士の関係、特定のグループ、先輩後輩などが当たるでしょう。
●無視
●仲間外れにする
●陰口を言われる
●誹謗中傷、馬鹿にされる
●必要な情報を与えてもらえない
●プライベートに介入 など
モラハラの内容は、パワハラと共通する部分があります。
大人のいじめのような内容と言えます。
パワハラもモラハラも、内容は似たような感じ。
相手に立場的な優劣があるかどうかが大きな違いかな。
あと、身体的な攻撃が無いこと、だったよね。
さすがっ!
セクシャルハラスメント(セクハラ)
セクシャルハラスメント(セクハラ)は、性的な言動により、働く上での不利益を被ったり、就業環境が妨げられることを言います。
セクハラは、「対価型セクハラ」と「環境型セクハラ」の2種類に分けられます。
①対価型セクハラ
職場内で上の立場の人間が権力を行使し、性的な言動(行動)を強要するセクハラです。
昇格や契約更新などを条件に、性的な求められるような場合です。
●昇進や昇格をちらつかせ、性行為や恋愛関係を求める
●取引のある企業から契約打切りや契約更新をちらつかせ、性行為や恋愛関係を求める
●就活生や転職者に対して採用をちらつかせ、性行為や恋愛関係も求める など
このようなセクハラは対価型セクハラと分類されます。
②環境型セクハラ
職場内で一方的に発せられる言動や行為を環境型セクハラと言います。
●女性社員にミニスカートなどの露出の高い服を着るように求める
●恋愛事情や性行為の経験人数などを執拗に聞く
●スリーサイズなど、身体に関わる大きさなどを聞く
●「男のくせに」、「女のくせに」など、性別に関する暴言
●身体を無理やり触られる など
このような場合は環境型セクハラと言えるでしょう。
これらのセクハラは女性が被害に遭うことが多いですが、男性にもセクハラ被害はあります。
性的な言動や行為があった場合は、セクハラに当たる場合があります。
うわぁ~。。
セクハラ、ダメ、ゼッタイ!!
アルコールハラスメント(アルハラ)
アルコールハラスメント(アルハラ)は、主に飲み会や接待の場で行われます。
文字通り、アルコール(お酒)に関するハラスメントです。
●罰ゲームやコール(はやし立て)などで、無理やりお酒を飲ませる
●本人の体調や意思を無視して飲酒を強要する
●お酒しか用意せず、飲めない人への考慮を欠いている
●一気飲みをさせたり、酔い潰れるまで飲ませる など
このような例が、アルハラの代表例です。
お酒は急性アルコール中毒にも繋がり、命に危険が及ぶ場合もあります。
もし職場の飲み会や接待などでこのような兆候が見られる場合は要注意です。
飲み会など、会社のイベントに参加したくない場合については、こちらのページで紹介しています。
上手く断る方法などを詳しく解説しているので、参考にしてみて下さい。
無理やり飲まされているのを見ると、すごく可哀そうだよ。
上の人たちは楽しんでいるみたいだけど・・・
飲まされる側は命に関わるからね。
飲み会・接待は嫌いだー!
スメルハラスメント(スメハラ)
スメルハラスメント(スメハラ)は、ニオイによって他人を深いな気持ちにさせる行為です。
本人が意図していない場合でも、周りは不快に思っている場合もあります。
●口臭や体臭
●香水のニオイ
●柔軟剤やデスクのアロマのニオイ など
口臭や体臭が一般的ですが、香水や柔軟剤も場合によってはスメハラと捉えられます。
本人が良い香りに包まれていると思っていても、周りの反応は異なることがあります。
ニオイは人それぞれ感じ方が異なるので、人によっては耐えられないと感じる場合もあります。
なので、香水や柔軟剤もほどほどにしましょう。
比較的年配のおじ様方に多いよね。
でも女性もちょっとだけ気を付けた方が良いかもね。
香水や柔軟剤でもスメハラになる可能性があるなんて。。
まとめ
今回は職場でよくあるハラスメントについて5種類紹介してきました。
いかがでしたか?
それではおさらいしておきましょう。
①パワハラ
暴力や立場的な権力を利用して、身体的もしくは精神的な嫌がらせをする行為。
②モラハラ
同僚同士の関係、特定のグループ、先輩後輩などによる精神的な嫌がらせ。
(職場での立場などを利用したものではない)
③セクハラ
性的な言動により、働く上での不利益を被ったり、就業環境が妨げられること。
対価型セクハラと環境型セクハラの2種類がある。
④アルハラ
アルコール(お酒)を無理やりに飲ませるなどの行為。
無理なお酒の飲み方は直接命に関わるため注意が必要。
⑤スメハラ
ニオイによって周りに不快な影響を与える行為。
通常は口臭や体臭に対して使われるが、香水や柔軟剤などにも注意が必要。
職場内でこれらのハラスメントが横行している場合は注意しましょう。
改善の様子が見られない場合は、転職も視野に入れておいた方が良いかもしれません。
人生の大半を占める仕事、良い環境の職場で働きたいものですね。
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